教員の教育・研究内容

【教授】吉田憲一 (学位:工学博士)

担当科目:材料力学,応用力学,工業材料,材料強度学など

研究分野:材料評価技術,非破壊検査,材料力学

研究メッセージ:

工業施設から一般家庭に至るまで、ガス管が幅広く配備されており、ライフラインの一部として重要な役割を担っています.ガス配管に起こる老朽化や天災などにより、それが原因となる漏洩の発生に伴い、社会機能の停止、日常生活の支障、復興作業に莫大な時間と労力、ガス漏洩による2次災害の危険性が問題になります。そこで、漏洩に関する検知精度が高いとされる材料を通して伝播する超音波を検出するアコースティック・エミッション法(AE法)によってガス漏洩検出技術とそれによる評価技術を確立することにより、社会貢献に資することを目的としています.

研究室の卒研題目(H28年度):

①HT90鋼溶接部材のビッカース硬さに及ぼす疲労試験の影響

②HT90 鋼溶接部材の引張試験および疲労試験

③人工欠陥を有するガス配管の AE 波の特徴

④形状記憶合金のマルテンサイト変態中に検出されるAE信号の特徴

【教授】武石賢一郎 (学位:博士(工学))

担当科目:熱工学,流体工学,機械工学概論など

研究分野:熱・流体工学

研究メッセージ:

 ジェットエンジンなど超高温機器の冷却技術に関する研究をしています.飛行機の翼に付いているエンジンをジェットエンジンといいます.入り口から取り込んだ空気を圧縮し、それに燃料を入れて1600℃程度の高温のガスを作り、そのガスでタービンを回した後、ジェットを後方から吹き出し推力を得ます.

1600℃の高温ガスに金属が耐えるには、タービン翼を内面・外面から冷却します.研究室ではMRIを用いたフィルム冷却技術の熱流動の研究などをしています.これらの先端技術を学ぶと、色々な製品の熱設計、省エネルギー設計が出来ますが、この分野は技術者が少なく産業界では引く手あまたです.

研究室の卒研題目(H28年度):

①MRIを用いたフィルム冷却効率の測定手法に関する研究

②タービン動翼の内部冷却の高性能化に関する研究

③フィルム冷却空気の主流との混合に関する研究

【教授】樋口峰夫 (学位:博士(工学))

担当科目:機械力学,制御工学,設計工学,ロボット工学応用など

研究分野:設計工学,機械運動学,機械力学,メカトロニクス,ロボット工学

研究メッセージ:

人手による搬送作業の補助や,介助・リハビリなどの医療・福祉用途を目的とする,人間と物理的に接して動くロボットへの要求が高まっています.従来のロボットは関節を強力なモータで駆動するので,人間と接触した場合,人間を傷つけるリスクがありました.そこでモータのような能動的な機械要素で駆動するのではなく,無段変速機やブレーキのような受動的な機械要素を活用して人間の作業の補助を行うロボットが検討されています.受動的な機械要素を計算機制御することで必要な動作を得る技術を「受動ロボティクス」と呼びます.

本研究室では現在,受動ロボティクスを応用した機器の研究を主に行っています.この技術を応用して,一昨年までは人間が押す力で荷台を昇降する「自動昇降台車」,昨年度からは新たに上肢の動きが不自由になった患者のリハビリを補助するロボットアーム状の装置の開発を行っています.また今後の研究テーマとして,上記台車の改良,全方向移動台車,教材用歩行ロボット,折り紙構造を利用したロボットなどを構想しています.

研究室の卒研題目(H28年度):

①受動型3次元上肢リハビリ訓練装置の開発【差動装置の設計】

②受動型3次元上肢リハビリ訓練装置の開発【制御装置の開発】

③受動型3次元上肢リハビリ訓練装置の開発【アームの設計】

④受動型3次元上肢リハビリ訓練装置の開発【CVTの設計】

【講師】加治芳雄 (学位:博士(工学))

担当科目:マイコン制御基礎,システム工学概論,知能科学,ロボット工学基礎,ロボット工学応用,機械計測工学など

研究分野:信号処理、ロボット制御、生体信号計測・解析

研究メッセージ:

以下の2大テーマに取り組んでいます。

①レゴ社とMIT(マサチューセッツ工科大学)が共同開発したロボット教育教材(マインドストーム)を利用してロボットの機構を追求したり、各種センサ(光センサ、超音波センサ、温度センサ等)を利用したロボット制御を行い、ロボットの可能性を探究します。

 ②生体信号(脳波や筋電位)を利用して、機械制御に応用できるかを検討します。最近では、脳科学研究がテレビや雑誌等で取り上げられ、研究者以外でも目にすることが多くなりました。また、ロボットについても様々な分野で注目されています。そこで、本テーマでは、ロボットと脳科学について考え、世の中に役立つような研究に取り組みます。

研究室の卒研題目(H28年度):

①車両型ロボットにおける重心変化時の制御の検討

②簡易脳波計を利用した開閉眼時における脳波の調査

③機械制御のためのα波を利用した2値セータ生成の検討

【講師】河田 淳治 (学位:博士(工学))

担当科目:メカトロニクス,機械運動学,応用機械電子工学など

研究分野:ロボット工学,メカトロニクス,電子回路,制御工学,プログラミング

研究メッセージ:

●競技ロボットの製作

電子情報工学科の森本研究室と合同で,NHK学生ロボコン全国大会出場・上位入賞を目指し,競技ロボットの製作を行います.

◎3年後期:4年生と一緒にNHK学生ロボコン2018の競技フィールド・競技備品・ロボットを製作します.

◎4年前期(卒業研究A):ロボコン2018のロボット製作を継続します.全国大会(6月上旬)に出場できれば,大会に向けてロボットの調整・改良を行います.大会に出場できなくても,オープンキャンパスで実演するためにロボットを完成させます.

◎4年後期(卒業研究B):新しく配属された3年生と一緒に,ロボコン2019のロボット製作を行います.

研究室の卒研題目(H28年度):

①競技ロボットの製作

【講師】三好真千 (学位:博士(工学))

担当科目:情報リテラシー,コンピュータ概論,プログラミング言語,数値解析,エネルギ環境工学など

研究分野:土木工学,海岸工学,水産工学

研究メッセージ:

 近年の瀬戸内海はノリの色落ちや漁獲量の低下といった問題が生じています.これは貧栄養化といい,海の栄養が不足していることが原因です.本研究室は瀬戸内海の環境修復,環境保全に関する研究を行っています.ここ最近では,志度湾の水産資源を回復させること,さらには増加させることを目標に活動しています.実際に野外に出て,多項目水質計,音圧計,透視度計などを用いて,海の環境を調べ,どのような状態にあるのか判断し,修復保全をするにはどうしたらよいかを考えます.現地の様子を目で見て確認することで研究への理解が深めることができます.また,地元の漁師さんとも意見交換しながら,自分の研究の必要性や社会への貢献性を求めていきます.

研究室の卒研題目(H28年度):

①透視度計のディスクの色とクロロフィル濃度との関係

②下水処理場の硝化抑制による植物プランクトンの生長変化

③効果音による魚の回避と養殖ノリに関する基礎的研究

【実験助手】松本功

機械工作実習,機械製図の科目の補助,実習工場にて機械加工,修理などを担当